1.創業者・阪田久五郎の言葉「責任に生きよ」創業者・阪田久五郎の残した言葉に創業110周年を迎えた我々は立ち返ります。「書く」という行為を通し、手から創造する文化的な悦びを社会に提供し続けること。その価値を継承し続けること―。それこそが、日本初の国産万年筆を生み出したセーラー万年筆が担う責任であると再認識し、更なる企業視野と市場の拡大に努めて参ります。4.機能美をきわめ、感性ゆさぶる道具をつくるセーラーの筆記具を手にしたお客さまは、機能に裏打ちされた美しさを感じ、表現する喜びにあふれることでしょう。人びとの感性をゆさぶる道具を、つくり続けていくこと。私たちのものづくりへの思いと挑戦する魂は続きます。果敢に進む力こそ、未来を切りひらくと信じて。23.技術のセーラーあまたある筆記具の中から、セーラー万年筆を選んでくださるお客さまがいます。“お客さまに喜んでいただきたい”という私たちの思いは、 ときに型破りな発想や、遊び心を引き出し、さらなる機能の追求へと駆り立ててきました。“手書き文化を支える先駆者であり続けながら、自らも厳しい目を持つ書き手であれ”。創業以来、私たちの中に息づくこだわりは 精緻をきわめた細部の技術にまで至り、本物の美しさを浮かび上がらせます。2.広島 呉で生まれた必然性交通の大動脈として長く大陸文化を受け入れてきた港町、呉。その発展の歴史と、常に世界を相手に磨き上げてきた技術力はまさに呉の土地性そのものです。100年前は舶来品であった万年筆が、阪田久五郎の開拓者精神によって日本の高い技術力と美意識を携え、この地から世界へと発信されます。
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