金属ベースの万年筆、ボールペンに表面加飾を施し、日常使い出来る筆記具シリーズです。
CYLINTの由来…CYLINDER(シリンダー:円筒)とIntelligent(インテリジェント:知性)の略であるINTを合わせた造語です。
ひとつひとつ手作業による表情の違いが楽しめる金属着色の意匠。
富山県高岡市で400年以上の歴史を持つ伝統的な技法と日々研究された新しい技術から生まれる金属着色の色は、金属に彩り豊かな表情を与えます。
今回採用した斑紋孔雀色と言われるブラウンパティナは金属着色の色の中でも伝統的な着色技術「糖焼き」から着想を得て独自開発されたカラーです。薬品と炎をコントロールして、化学反応によって真鍮に鮮やかな色彩を発色させています。ひとつひとつ手作業で施される金属着色の色彩は塗装では生み出せず、また鋳造品でしか表現できなかった伝統着色技法を発展させ、1mm以下の薄い銅板への発色を成功させたことで今回の筆記具へ応用した着色も可能になりました。金属着色によって生まれた色彩はデニムを履き込むように使うごとに素材感を増していきます。
今回採用している斑紋孔雀色は職人の手によりひとつひとつ薬品と炎をコントロールした化学反応によって真鍮に千変万化の表情を生みます。
様々な条件で変化する色・柄をコントロールいただき孔雀の羽を彷彿とさせる美しいまだら模様に仕上げていただきました。