「伝統漆芸 麗」シリーズ第五弾として、日本各地の伝統美を活かした2種の漆塗り万年筆を2024年11月9日(土)より全国のセーラー万年筆製品取扱販売店にて発売いたします。
伝統漆芸 麗は、「漆」を塗り上げ装飾する伝統漆芸を用いた筆記具のシリーズです。2019年6月、シリーズの第一弾として、「輪島 曙塗」、「輪島 溜塗」、「津軽 錆塗」を発売しました。その後第二弾は2021年10月、「岩手 樹水塗」、「青森 流紋塗」、「石川 創作加賀塗」の3種を発売。第三弾は2022年12月、「福井 創作若狭塗」、「青森 八戸塗」の2種を、第四弾では「青森 風雅文塗」の発売と続き、第五弾となる今回は「石川 創作春慶加賀塗」、「長野 創作春慶木曽塗」の2種を追加いたします。
漆塗りの調度品(漆器)の価値は奈良・平安時代、貴族社会の富の象徴、神仏世界具現の麗美なものとして確立したとされています。
漆の語源とも云われる「麗(うるわし)」は、この上もなく美しいものを意味する言葉で、日本の美の概念が芽生え栄えたその時代ゆえ「漆」に「うるわしさ」を与える言葉として漆に繋がっていったのは自然なことだともいえます。
日本の伝統の美しさや奥深さ、人に潤いと感動を与えるものとして、ペン軸始め付属の一本袋や桐箱に名高い真田紐と拘り、すべて国産を意識し、伝統漆芸「麗」シリーズと名付けました。