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新製品

『広島工場竣工記念万年筆』のご紹介

『広島工場竣工記念万年筆』について

セーラー万年筆の創業地である広島県呉市の工場は再建され、2022年10月に竣工を迎えました。
以前の工場棟は竣工から70年以上経過した建物もあり、敷地内の樹木とは長く歴史を共にしてきました。
建替えに伴い伐採された敷地内の一部樹木を軸材に加工し、万年筆として生まれ変わらせた、新工場竣工を記念する製品です。
1本1本違う木目で唯一無二の万年筆。広島県呉市の工場棟は、新しい建屋へ、工場敷地内の樹木は、万年筆へ。
共にそれぞれの役目を終えて生まれ変わり、創業地から、新たな歴史を刻みます。

素材について

60年以上工場に寄り添い、共に成長し続けてきた樹木だからこそ、記念に残るかたちにしたい、という思いから万年筆に。
これからは、お客様のもとで書く楽しさを支え続けてくれることを願っています。

21金ペン先

セーラー万年筆独自の技術で成し得た 21金ペン先。万年筆のペン先として多く使われている 14金や18金に比べて弾力を持たせており、筆圧が強くかかったときでもペン先の切れ込みが開くことなく、インク切れが起こりにくくなります。“しなる” ように紙面を滑り、常に安定したインク供給で “フェザータッチ”とも言われる快適な書き味が楽しめます。
本製品では、限定のレーザー加工が施されております。
ペン先を囲む罫線は、セーラーを代表するプロフィットシリーズの初代モデルに使用されていたデザインを受け継ぎました。

『広島工場竣工記念万年筆』切削加工工程

開発にあたり

穏やかな瀬戸内の海と山に囲まれた広島県呉市の工場で、セーラー万年筆と共に成長した樹木。

角材から軸パーツになるまで約8工程かけて大切に加工しました。オイル仕上げの表面は、手作業で一つ一つ丁寧に磨き上げられており、木の温もりを感じていただける質感です。

木材は切削するたびに様々な表情を見せ、一人一人の個性のように多様な木目を持つ万年筆に生まれ変わりました。

工場の新しいスタートと共に皆様の元へ送り出すこの木軸の万年筆が、長くご愛用されることでまた違った表情を見せてくれるのを楽しみにしています。

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