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製品の基礎知識

万年筆のお手入れ方法

万年筆のお手入れ方法

大切な万年筆をいつまでも気持ちよくお使いいただくためのお手入れ方法をご紹介します。

一番のメンテナンスは毎日お使いいただくこと

万年筆が書けなくなる理由で最も多いのは、インクがペン芯内部で固まり流れにくくなること。毎日少しでもインクを流す=書くことで、インクが固まることを防げます。日々の筆記具としてお使いいただくことが、万年筆にとっての一番のメンテナンスになります。

定期的に水で洗浄すること

万年筆は、ペン先を洗浄することができます。頻繁に使用されている場合でも、2~3ヶ月に一度の割合で洗浄されることをおすすめします。
また、下記のような場合は特によく洗浄してください。

(1)使用を続けていたが、インクの出が悪くなった時

→紙粉がつまったり、インクがペン芯内部で固まり流れにくくなっている可能性があります

(2)インクの種類や色を変えたい時

例)染料インク→顔料インクに変える、ブラック→ブルーブラックに変える

(3)しばらくの間、使用しないで保管したい時

→次回ご使用の際は、新しいインクを入れてください

(4)長い間使用しておらず、新しいインクを入れたが書けない時

→最後に使用した時のインクがペン芯内部で固まり、新しいインクの流れを阻害している可能性があります

※水洗いしてもインクが出ない場合は、ペン芯などに何らかのトラブルが発生している可能性がございます。弊社ユーザーサービスまでご相談ください。
フリーダイヤル 0120-191-167 または お問い合わせフォームへ > >

洗浄方法

万年筆のインク吸入(補充)別の洗浄方法をご紹介します。
●用意するもの:洗浄したい万年筆、水を入れたコップ、柔らかい布またはティッシュペーパー
※胴や蓋の汚れを取る際、アルコールを含んだウエットティッシュや布、薬剤を使わないでください。樹脂が脆くなり割れる恐れがあります。
※ブライヤーなどの木軸万年筆を水につけると膨張し、クラック(割れ)が発生する恐れがございますのでご注意ください。

カートリッジインクをお使いの場合

1.蓋を外して、胴を外します

2.大先から使用済みのカートリッジインクを引き抜いて廃棄してください

3.水を入れたコップに、大先を静かに入れます

4.大先全体を水に浸したまま、ひと晩放置してください
※透明軸やスケルトンカラー軸の場合、大先の中に水が入り込み、インクの色素が残ってしまうことがありますので、浸け洗いは避けてペン先部分のみ水で洗い流してください

5.水道水で洗い流してください

6.柔らかい布またはティッシュペーパーでよく水気を拭き取ってください
※色の濃いインクが布やティッシュペーパーに付着しなければ洗浄完了です

インク吸入器コンバーターをお使いの場合

1.蓋を外して、胴を外します

2.水を入れたコップにペン先を浸し、インクを吸入する要領でコンバーターのノブを回し水を吸入してください

3.コンバーターのノブを反対に回し、吸入した水を排出してください
  そのまま水の吸入←→排出を5~6回繰り返します

4.コンバータを大先から外し、コップの水を入れ替えて大先全体を水に浸したままひと晩放置して下さい
※透明軸やスケルトンカラー軸の場合、大先の中に水が入り込み、インクの色素が残ってしまうことがありますので、浸け洗いは避けてペン先部分のみ水で洗い流してください

5.水道水で洗い流してください

6.柔らかい布またはティッシュペーパーでよく水気を拭き取ってください
※色の濃いインクが布やティッシュペーパーに付着しなければ洗浄完了です

尾栓回転吸入式(レアロ)をお使いの場合

1.下にインクが落ちて汚れないようにティッシュペーパーなどを敷いておき、尾栓を矢印の方向に回し、胴内に残ったインクを押しだします

2.水を入れたコップにペン先を浸し、インクを吸入する要領で尾栓を回し水を吸入してください

3.尾栓を反対に回し、吸入した水を排出してください
 そのまま水の吸入←→排出を複数回繰り返します
※インクタンクウインドウ内に水滴がたまる場合がございますが、使用上問題はございません
※大先リングを越えて水に浸けてしまうと、大先内部に水が入り込むことがあります(特に透明タイプのオリジナル製品の場合は見えやすい)のでご注意ください
※軸全体を水に浸けてしまうと尾栓部の隙間から軸内に水が入り込みますのでお控えください

4.柔らかい布またはティッシュペーパーでよく水気を拭き取ってください
※色の濃いインクが布やティッシュペーパーに付着しなければ洗浄完了です

万年筆サポートキットを使った洗浄方法

カートリッジインクやコンバーターを使用した万年筆は、万年筆サポートキットをお使いいただくとより手早く洗浄ができます。
万年筆サポートキットを使った洗浄方法はこちらをご覧ください。

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