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新製品

『長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎』のご紹介

『長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎』(限定 500本)

超大型の21金長刀研ぎペン先を搭載し、重ねたエボナイト材にチラシ細工を施した重厚感のあるエボナイト万年筆「猛虎」。
日本画をモチーフにしたカラーエボナイト材を本体に使用したシリーズの第6弾で、今回は伊藤若冲による「虎図」を採用いたしました。若冲による色彩の鮮やかさ、美しい黄色と黒のコントラスト、浮かび上がる虎の雰囲気を幾層にも重ね、複雑に織りなすカラーエボナイト軸にて表現した風合いをご堪能ください。
また、シリアルナンバーを刻んだ特別仕様として、同じものが世界中に二つとない限られた逸品となります。しっとりと手になじむ美しいエボナイト材の感触と唯一無二の長刀研ぎペン先のなめらかな筆記感をお楽しみください。

→『長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎』製品ページはこちら

伊藤若冲と虎図

色鮮やかでリアルな花や鳥などを描いた花鳥画で知られる画家、伊藤若冲。絵画と禅に傾倒し、40歳で家業を弟に譲って画業に専念しました。最初に学んだ狩野派では飽き足らず、元・明の古画と光琳派という和漢の装飾画を研究・模写するかたわら、動植物の写生に努め、特に鶏の絵を得意としました。今回の「虎図」は元・明の古画である李公麟の「猛虎図」の模写をしたものになります。原作は、黄土色の絵の具で虎の毛を一本ずつ丁寧に描いていますが、「虎図」は黄土色で下塗りをした上から、墨で細かい線を描き加え、黄と黒のコントラストを原作よりはっきりとさせています。また輪郭には墨を入れることで虎を浮かび上がらせています。
模倣でありながらも原作にはない特徴があります。

長刀研ぎについて

限られた職人だけが作ることができる究極のオリジナルペン先。ペン先の先端に通常より大きいペンポイントをつけ、長刀の刃型のように長く、角度を滑らかに研ぎ出しています。
ペンを寝かせると太い線、立てると細い線が書けるという特長があり、トメ、ハネ、ハライなどが多い漢字を最も美しく筆記することができます。また、同じ字幅のスタンダードペン先と比べると太い線を書くことができます。筆圧をかけなくても滑らかな書き心地を実感できるペン先です。
字幅は中細(MF)、中字(M)、太字(B)の3種をラインアップ。

エボナイトについて

万年筆のボディに最適な素材といわれているエボナイト材を、一本一本丁寧に削り出し、丹念に磨き上げました。
しっとりとした感触の心地良さ、深みのある光沢を楽しめる一本です。
また、三色を重ねたエボナイト材にさらに一色を散りばめ、大きなボディに美しさを際立たせまし

開発にあたり

長刀研ぎエボナイト万年筆 猛虎は、京都の正伝寺という寺院に伝わる中国画家、李公麟の「猛虎図」を、伊藤若冲が模写した「虎図」という作品をイメージして色出しいたしました。

様々な手法を使い原作よりも黄色と黒のコントラストを強めた「虎図」にならい、あえてベージュを差し込むことで黄色と黒のコントラストを強め、虎図の雰囲気が出るような色出しを意識しました。

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