濃淡や滲みなどに違う色が垣間見え、また時間の経過や書く紙によっても色彩が変化していくインクです。
従来の製品では特殊な紙を使用する事によって起こる色の変化を主としていましたが、「ゆらめくインク」は一般的な上質紙でも変化を楽しんでいただけます。
様々な紙に書いた時の違いや、時間の経過によって異なる表情が出ますので、万年筆用インクとしてだけでなく、つけペンやガラスペンなどを使って幅広く「ゆらめく」ような色の変化が楽しめる新しいインクです。
ゆらめくインクのシリーズ第2弾は、すぐに色が変化する、濃い色、はっきりした色を多く採用しています。
全5色のラインアップです。
→『万年筆用ボトルインク ゆらめくインク 染料 20ml』製品ページはこちら
ゆらめくインク第1弾の発売後、「“ゆらめき”が分かりにくい(伝えづらい)」「良い色だけど薄すぎる」「普段使いもできるような濃い色やはっきりした色も欲しい」との声があり、第2弾の開発はそこからのスタートでした。
インクブレンダーの石丸・高橋にその旨を伝え、最初に出来てきたのが[花心(HANAGOKORO)][数寄心(SUKIGOKORO)]、そして[伊達心(DATEGOKORO)]でした。
通常の上質紙でも驚くほど変化がはっきりと分かり、それに加えてインク自体の色もとても良く、これはいけるという確信をもち、その3色を軸に第2弾の色を検討していきました。
次に上記のポイントは踏まえた上で「ブルーブラックのような色」をインクブレンダーに要望し、開発しているときに偶然出来上がった色が[心隈(KOKOROGUMA)][戯れ心(ZAREGOKORO)]でした。
インクブレンダーが作った試作の中で、ブルーブラックを通過して他の色で“ゆらめき”が終わる色で良い色・面白い色がいくつかでき、その中から選んだのがこの2色です。ブルーブラックのような色から青みが消えていく“ゆらめき”はこの経緯からです。
第1弾よりも“ゆらめき”が分かりやすく、普段使いのしやすい色に仕上がったのではないかと思います。
ぜひ、さらに多くの皆様とゆらめくインクの楽しさを共感できたらと思っています。