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よくあるご質問

FAQ

インクの染料と顔料の違いについて

●染料インク
色材に染料が使われていて、水に溶ける性質を持っています。扱いやすく、万年筆内部でのトラブルも起きにくいインクです。
現在、万年筆用インクの多くは染料インクです。水に弱いため濡れると文字がにじみやすく、また光によって退色(色あせ)しやすい性質があります。

●顔料インク
色材に水に溶けない性質を持つ顔料を使用したインクです。染料に比べて耐水性・耐光性に優れています。また染料インクよりもはっきりとした筆跡となり、にじみにくく、裏抜けもしにくい性質です。
なお「極黒」「青墨」「蒼墨」の耐水性については、水濡れに対する完全な耐水性(全く水に溶け出さない)を保証するものではありません。
例えば、極黒で書いた封筒の宛名に雨がかかった場合、文字そのものが流れて判読できなくなることはありませんが、濡れたインクが水に溶け出して封筒が汚れることがあります。
これは万年筆用顔料インクとして、洗浄性やドライアップ時のトラブル低減等のため多少水に流れる性質を残して設計しているためです。また、筆跡の耐水性能は、用いる紙の種類によっても大きく左右されますので、予めご了承ください。

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