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新製品紹介

『創業110周年記念謹製万年筆』のご紹介

セーラー万年筆の歴史を継承する新たなアイデンティティとともに。

セーラー万年筆 創業110 周年記念謹製万年筆

創業以来培ってきた万年筆づくりの技と情熱、セーラーの代名詞ともいえる世界で唯一の21金ペン先。個性の中にもしっかりとした存在感を放つ3種の限定メモリアル万年筆です。

創業110周年を迎え、新たなコーポレートアイデンティティ(CI)としてセーラー万年筆の思想を明文化いたしました。
“本物”だけを愚直に追い続け、創り続ける姿勢とそれにこだわる精神性を「真」、100年を超える歴史に裏打ちされながらも常に高みへの挑戦を続ける姿勢、職人の技を「技」、人々の心を震わす美の追求、日本の美意識をすべての製品・企業活動に昇華させる「美」。
セーラーが長年培ってきた技術を集結し、CIの礎となる「真・技・美」の三位一体を具現化したメモリアル万年筆です。

※3Dイメージ
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「真」“PREMIUM”
プレミアム【21金】 限定 110本

セーラー独自の21金ペン先とイメージをリンクさせた21金の胴。光沢を抑え、素材本来の美しさと落ち着いた雰囲気をもつマット加工が掌に心地よい感触をあたえます。しなやかな弾力に富む21金ペン先と、ボディにあつらえた21金、どちらの金も万年筆とは決して切り離せない素材として、そして単なる高級素材の価値に終わることのない「真」の道具として、常に最良の書き味を約束してくれます。

→「創業110周年記念万年筆 プレミアム」製品ページへ

※3Dイメージ

「技」“黒金”
くろがね【ステンレス黒色発色材(アベルブラック)】 限定 1,100本

電解発色の新技術の採用で、金属感を活かしながら深みのある黒発色を実現。メッキや塗装とは異なり、素材の表面に極薄の黒色酸化被膜を成長させ、光の干渉を利用して色を認識させるため、剥がれる心配がなく、耐久性、耐候性に優れた「自らが黒い」素材一体の発色技術です。金属本来の素材感を残したまま、重厚感、機能性、デザイン性を極めました。伝統に裏打ちされた確かな「技」と積極的に取り入れる新たな「技」を融合させ、常に高みを目指す果敢なチャレンジ精神がもたらした至極の逸品です。

→「創業110周年記念万年筆 くろがね」製品ページへ

※3Dイメージ

「美」“白銀”
しろがね【スターリングシルバー925】 限定 1,100本

“ スターリング” という言葉は、イギリスの銀製の通貨が「スターリングポンド」と呼ばれたことに由来し、「信頼できる、本物」という意味をもちます。古くから神秘的な素材として語り継がれ、使われてきたシルバーを、信頼と希望を象徴するセーラーの錨とともに、裏切らない確かな不変の素材としてボディに採用しました。毎日使うことで輝きを増し、価値を見出す素材として、常に座右する道具として最適なものになります。しろがねの白い輝きは他では表せない品格と「美」を醸し出します。

→「創業110周年記念万年筆 しろがね」製品ページへ

110周年を記念する21金ペン先

セーラー万年筆独自の技術で成し得た21金ペン先。より弾力を持たせたしなやかなペン先は、筆圧が強くかかったときでもインク切れが起こりにくく、常にインクの供給が安定しています。しなるように紙面を滑るフェザータッチとも言われる心地よい書き味は、万年筆の原点が感じられる逸品です。セーラーの象徴「錨」と110周年のメモリアルを中央に刻み、バイカラーで仕上げた限定仕様のペン先です。

万年筆用ボトルインク【SAILOR BLUE-黎明】 ※プレミアムのみセット

カラーは新たなCIで設定したコーポレートカラー「SAILOR BLUE-黎明」。創業の地、瀬戸内の夜明け前の海に見たであろう景色-。原点への思いを馳せながら、その海の先に広がる世界へ向けて出航します。そんな想いを可視化した、新しいインクカラーです。

パーツ特長

【蓋栓飾り】
信頼と希望の象徴である「錨」は、技術力の力強さと繊細で日本的な美意識を込め、これまでも、これからも、セーラーの象徴、確かな品質の証として未来へつなげていきます。プレミアムには中空に輝く「錨」を、くろがねとしろがねにはバイカラーで主張するプレートの「錨」を不変の象徴として埋め込みました。

【飾りリング】
クリップレスの本体を守る廻り止めとしてのさりげない機能美。正面には創業を刻む「since1911」

※3Dイメージ

【蓋金輪】
新たなロゴを円周上に刻印。創業当時の魂が宿る初期のロゴを元に、簡素化することで美を見出す日本の美意識を込めたロゴ。3連の表示はあたかも三位一体の「真・技・美」を表しているかのように。

【シリアルナンバー】
尾端部に限定記念品の証として、レーザー加工でシリアルナンバーを刻印。

【専用パッケージ】
110周年記念モデルを収める箱は日本でも木工製品の産地として名高い、岐阜県飛騨高山の木工技術を駆使し製作されています。素材は古来より日本人と馴染みの深い国産の栗材を使用しています。栗は硬く湿気に強く耐久性に富むことから古くから建材としても利用されてきました。強靭な栗材の無垢箱に収められることで万年筆を大切に保護します。製作は飛騨高山の伝統工芸である一位一刀彫の彫師二代目小坂礼之により監修され、プレミアム用には小坂氏の手彫りにより名栗目(なぐりめ)のテクスチャーを施しています。天然木ならではの素材感や、職人による手加工の温もりと美しさをお愉しみください。

一位一刀彫師 小坂礼之
木彫刻職人作家
小坂彫房代表/飛騨木彫会代表
飛騨木彫學舎代表・講師

ペンシース

110周年記念モデルを収めるペンシースは、使い込むほどペンに柔らかく馴染み、上品な光沢と白さを増す[麻世妙-majotae]製の大麻布を使用しています。万年筆を大切に保護するだけでなく、独特な経年変化と極上の肌触りをお愉しみください。丈夫で吸湿・速乾性に優れるサスティナブルな素材の大麻布は、古代より日本の生活に欠かせない存在でしたが、後に栽培の制限や紡績に適さなかったことから姿を消し、「日本人が忘れてしまった布」と言われるほど今ではほとんど流通していない希少性の高い天然素材です。

開発にあたり

【企画担当からのコメント】
110周年を迎えた今回のメモリアル万年筆は、これからのものづくりに対するセーラーの想いや
姿勢を皆様にお伝えしたく、「真・技・美」を表す3種類の異なる素材を使ってお届けすることになりました。

3種ともに素材や細かなパーツについては新しい技術を採用した取り組みの部分が多く、
開発工程では想像していた以上の壁が立ちはだかり、何度も何度も試作を繰り返しました。

真に良いもの、美意識の高いものを造り上げ、皆様に満足いただけるものを何とかお届けしたいとの一心で、
技術、製造、企画のそれぞれの担当が一枚岩となってカタチにした渾身の万年筆です。

お使いいただく皆様にはセーラーが創業120周年を迎えた時、150周年を迎えた時でも、
「こんなに使い込んだよ!」と言ってもらえると我々にとってはこれ以上のことはありません。

是非、お手に取って万年筆の醍醐味を末永くお楽しみください。

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