日本の伝統的な『彩』とおくゆかしい美しさ『雅』を色漆で表現した筆記具シリーズ
シリーズ名「麗」について
漆塗りの調度品(漆器)の価値は奈良・平安時代、貴族社会の富の象徴、神仏世界具現の麗美なものとして確立したとされています。
漆の語源とも云われる「麗(うるわし)」は、この上もなく美しいものを意味する言葉で、日本の美の概念が芽生え栄えたその時代ゆえ「漆」に「うるわしさ」を与える言葉として漆に繋がっていったのは自然なことだともいえます。
日本の伝統の美しさや奥深さ、人に潤いと感動を与えるものとして、ペン軸始め付属の一本袋や桐箱に名高い真田紐と拘り、すべて国産を意識し、伝統漆芸「麗」シリーズと名付けました。
「伝統漆芸 畷」は蓋に特長的な筋状成形を施し、機能美あふれる仕上がりとなっております。
蓋に伸びる筋は縦長の視覚効果と、持った時の指の掛かりによる蓋の開け閉めの安定感を考慮した形状で、まさに機能美と言えます。
◆名称の由来
畷…縄手/畷(なわて)NAWATE
1.田の間の道。あぜ道。なわて道。
2.まっすぐな長い道。
3.縄の筋、なわ。(出典:デジタル大辞泉)
伝統漆芸 畷 万年筆の最大の特長である蓋の筋状成形のイメージから着想して「畷」と命名しました。